韓国・韓国語やK-POPについてのピビンパプ(まぜごはん)的エッセイ集
by sungsa
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火の用心
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師走のある日。ここは兵庫県の片田舎のとある駅。
列車を待つ間にふと壁面の防火ポスターに目を止めたらば

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秋はとっくに過ぎて、もう歳末ですね。
皆さんも火の元にはくれぐれもご注意ください。
そして今年もおつきあいありがとうございました^^。
새해 복 많이 바드세요!
せへ ぼん まーに ぱどぅせよ!
(新年の福をたくさんお受けください!)



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こちら韓流やのうて、なにわ流ですわ。
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by sungsa | 2006-12-30 21:20
韓国版夫婦(めおと)漫才again

去年の上半期、日本中(?)の韓流ファンを苦笑(…)させた、
あの、おもろい夫婦が帰って来た!!



そーなんです。
この秋から、毎朝のNHKラジオハングル講座で
キム・ドンハン先生김 동한 선생님を講師に、
イ・ホンボク이 홍복さんとキム・テイ김 태희さんの名コンビを
キャストに放送された、あの講座が再び放送されているんです。

わたしゃ、これが楽しみで、楽しみで。

10月から最初のうちはコツコツとハングルの基本を学び
いよいよ今月末からはハン・チュンギ한 준기さん一家による
おもしろおかしくてちょっぴり毒のある会話が繰り広げられるのです。
たとえうまく内容を聞き取れなくても、
イ・ホンボクさんとキム・テイさんの声の表情豊かな名優ぶりに
ドラマの世界に引き込まれる事請け合いです(笑)が、
聞き終わった後に思わず苦笑いなんかしてたら
なおのこと、素晴らしいですよね。

テキストでも和訳は別のページに載ってますから
まずはラジオの放送に耳を澄まして、
次にテキストのハングルを読んでみて、最後に和訳を見れば
“笑いのツボ”をしっかり押さえる事ができるんではないでしょうか。
なにより笑いながら韓国語をマスターできるなんて
最高ぢゃないですか!

では今回は12月号のテキストの中から
26日放送予定の回をご紹介してみましょう。

한준기:내 차 열쇠가 어디 갔지?
민지현: 당신, 열쇠를 또 잃어 버렸어요?
지난번에도 찾아 주었잖아요.
한준기:글쎄… 열쇠를 어디 두었는지 잊어버렸어.
민지현: 주머니 안도 찾아 보고, 가방 속도 확인해 봤어요?
한준기:찾아 봤지만 안보이네. 당신도 좀 빨리 찾아 봐.
나 지금 회사에 늦었어.
민지현:찾아 주면 나 한테 만 원 주세요. 알았지요?
한준기:알았어, 알았어.
민지현:여보, 여기 차 운전석에 꽂혀 있자아요. 자, 만 원!

〈日本語訳〉
ハン・チュンギ(夫):おれの車の鍵、どこいった?
ミン・チヒョン(妻):あんた、また鍵なくしたんかいな。
こないだもうちが探してあげたやないの。
ハン・チュンギ:さあ…鍵をどこに置いたんか忘れてしもた。
ミン・チヒョン:ポケットの中も探してカバンの中も確認してみたん?
ハン・チュンギ:探してみたけど見えへんなぁ。
おまえもちょっと、はよ探してみてえや。おれ、会社に遅れそうや。
ミン・チヒョン:探してあげたらうちに1万円おくれな。 わかった?
ハン・チュンギ:わかった、わかった。
ミン・チヒョン:あんた、ここ車の運転席にささってるやないの。
ほな、1万円!


またもや関西弁で訳してみると、見事に
関西の夫婦のフツーの(笑)会話になってしまいました。

こんな調子でおもろい夫婦の(家族の)
ハングル講座は来年3月まで続いていきます。
朝の7時5分になったら、NHKラジオ第二放送に
貴方もぜひ一度チューニングしてみてください。



※訂正:当初“글쎄…”の訳を生返事っぽさを表現すべく、
“うん…”としておりましたが、本来の意味から逸脱する気がしまして
“さあ…”に改めております。ご了承お願いします。
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by sungsa | 2006-11-30 20:33
ヒョン
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先日会社で残業してたら携帯が鳴った。
見慣れない番号だ。少しためらってから
“もしもし…”
すると電話の向こうから聞き慣れた声。
釜山のヒョンからだった。
ヒョンのヒョンニムと今呑んでて
私の話が出たもんで、かけてみたのだと。
途中でそのヒョンニムに替わる。
“お〜sungsaさん、ぽごしっぽよ〜” “ちょどくれよ〜”
この夏休みに釜山へ来なさい!と二人して繰り返し言われた。
いや、ちょんまるかごしっぷんで…ほんまに行きたいんですけど…
電話をもらって嬉しかった。
ケータイの向こう側から韓国のあの親しく厚い情を感じた。
今年の2月にふたり一緒に船でこっちに来られた時に会って
大阪観光につきあった。
通天閣〜法善寺横丁〜道頓堀…楽しかった。
それ以来何度か呑みの席からこうして電話をもらう。
そのうちに必ず行きますからね。
きだりせよ。

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※写真は釜山タワーから観た釜山港や街の眺めです。
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by sungsa | 2006-08-31 18:51
ライプツィヒにて
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6月18日。
韓国とフランスの試合が行われたのは
旧東ドイツ地域にあたるライプツィヒの街でした。


ドイツの空の玄関口であるフランクフルトからは
ICE(ドイツの超特急)で3時間20分ほどの処です。
同じ日にニュルンベルクで日本とクロアチアの試合があったため
朝のフランクフルト中央駅は青いユニフォームと
赤いユニフォーム姿の東洋人でけっこう賑わっておりました。
私はいったんベルリンに向かい、
そこで日本の試合をパブリックビューイングで観て
その後ライプツィヒへと向かいました。
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ライプツィヒ中央駅を出て正面にある市電乗り場は、
スタジアムへと向かう韓国とフランスのサポーターで
ごったがえしていました。
私はまずホテルにチェックインして重い荷物を預けたかったので
地図をたよりにホテルの最寄り駅を探すのですが…よくわかりません。
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駅名を記したものを見せながら地元の方に訊いてみますがご存知無く、
親切にも一緒に路線図に目を凝らしてくださるも、さっぱり。
丁重に礼を言って別れたものの、さてどうしたもんか困っていると
今度は切符の自販機の使い方がよく分からないと韓国サポーターの
お兄さんに尋ねられたもんで、2人して悩んでしまいました。
コインを入れてもまた出て来てしまって大弱り。
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そうこうする内に時間は刻一刻と過ぎてゆきます。
業を煮やした私はTAXIを頼んでホテルまで運んでもらって、
チェックイン後にもう一度同じTAXIに来てもらい
スタジアムへと向かう作戦に出ました。
結果的にこれが正解だったようです。
宿の所在地を記したメモを手渡すと
即座にOK,と答えが返って来ましたから。

後でわかったのですが、ホテルの最寄り駅は市電ではなく、
Sバーンと呼ばれる近郊電車のローカルな駅だったのです。
道理で市電の路線図をいくら探してもわからなかったはずです。

TAXIの運転手が女性だったのには少し驚きましたが
そう、ここは旧共産圏。
労働から男女差別を排除する空気があるのでしょうか。
彼女はこちらの意図を素早く呑み込むと急いで車を走らせて、
私がチェックインを済ませる時間として伝えた
20分後きっかりにホテルの前に車をつけて待っていました。
ホストシティの一員としての誠実な対応に感謝でした。

ライプツィヒのワールドカップ・スタジアム。
彼女の話では、元々あった古い建物を改築し、
完成までに2年を費やしたそうです。
この話をした時の彼女の声はとても誇らし気でした。
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経済的に旧西側と格差のある東の街のサッカークラブの
資本など乏しいもので、地元ライプツィヒのチームは
現在4部リーグであえいでいるようです。
ではなぜこの街が開催地に選ばれたかと言うと
由緒あるドイツサッカー協会の発祥の地だからなのです。

ガイドブックによると、実はライプツィヒは、
バッハが指揮者として活躍したトーマス教会があったり
森鴎外が学んだドイツで3番目に古い大学の街だったり
1989年に民主化を求めるデモが起こって
ドイツ統一へのきっかけになったり
豊かな歴史を持つ文化都市なのでした。

時間が足りなくてゆっくり観光する時間が取れず
残念でしたが、東洋人が大挙して
押し寄せるなどおそらく街始まって以来の事だった筈。

古くから文化の栄えた開放的な土地柄故でしょうか
ライプツィヒは地味ですが、そこに住む人達はホスピタリティに溢れ、
また訪ねたいと思わせる素敵な街でした。



さて、1ヵ月以上に及んだW杯も今日で終わってしまいました。
ジダンの退場劇があって、やや後味の悪い幕引きでしたが
ここライプティヒのスタジアムで
準優勝のフランス相手に熱戦を繰り広げた韓国代表。
今思い返しても素晴らしかったと思います。
日本がクロアチア相手に引き分けて予選突破が
難しくなった直後だったので、うらやましい想いで観てました。

やや韓国に水をあけられた気もしますけど
4年後のW杯へ向けて、日本代表と韓国代表。
今後も切磋琢磨して行ければいいですね。

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by sungsa | 2006-07-10 20:56
生“て〜はみんぐっコール”は凄かった。
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ただいま関空におります、sungsaです。
無事帰ってまいりました。
特に大きなトラブルもなく
(小さなトラブルは旅につきものですもんね)
帰国できたのがなによりです。

18日の夜の試合からかなり時間がたってしまいました。
その後、韓国も、そして日本も16強に残れず残念でした。
速報でお伝えすればよかったんですけど
無線LANの設定に不慣れでうまく行かず…
音沙汰なしだったもんで、ご心配かけてたりしたら、
ほんとに申し訳ありません。

お陰様でいろんな体験が出来ました。
おいおい記事にしてアップしてゆきます。
まずは、18日のフランスvs韓国の現地の模様だけでも、どうぞ!

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by sungsa | 2006-06-25 17:17
行ってきます。
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行ってきま〜す。

と言っても韓国へ、ではないんです。
実は“독일とぎる”へ、W杯観戦に。
実は私、なにを隠そう、けっこうなサッカーフリークでして…。

観る試合はな〜んとぉ、프랑스 대 한국フランスvs韓国!!
こりゃ、盛り上がらずにはいられません!
しかし日本戦のチケット入手は難しかったですわ…。

ええっと、PC一式持って行きますんで
現地からレポートなんかも出来れば送りたいなぁ、
なんて考えておる次第です。

無線LAN、ちゃんと海外で出来るやろか?
駄目なら帰国後の報告とゆう事でお許しください。

サッカーに関心をお持ちでしたら football-go-round
またドイツの田舎ルポに興味がおありでしたら 北播磨田園日誌
も合わせてご覧いただければ幸いです。

もちろん韓国サポーターとの交流は
こちらFUNKY韓国でお伝えするつもりですんで。
ひとつ宜しくお願いします。

幸先よいスタートを切った韓国チームと
最悪の逆転負けから蘇れ!な日本チーム。
果たして18日の結果やいかに?

では、行ってまいります!


sungsa


あっ!ちなみに帰国は25日(日)の予定でございます。
では、皆様お元気で。
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by sungsa | 2006-06-17 01:03
韓国語の工夫(こんぶ)  その1


いつの間にか春が過ぎ6月になり随分経ちました。
関西では梅雨入りして、昨日の大阪は雨の御堂筋でした。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

この新学期から希望に胸を膨らませて
韓国/朝鮮語の学習をスタートされた方も
たくさんいらっしゃることでしょう。

思い起こせば
私がNHKのハングル講座のテキストとCDを買って来て
勉強を始めたのは2001年の10月の事でした。
から、この秋でもぅ丸5年になりますね。

その間いろんな事がありました。
振り返ってみると四苦八苦しながら
ハングル(韓国/朝鮮語)を習ってきたことで
自分の人生が何倍にも豊かになった気がしています。


韓国を旅をする度に増えてゆく楽しい思い出や
一期一会の出会い。
韓国の友人達とのこと。
種類も量も豊富で辛くて美味しい料理…
韓国歌謡や映画、ドラマ、本や雑誌…
とても親近感が持てて
でもどこか異なるお隣の風習や文化、そして言葉。
歴史問題をはじめとするシリアスな問題…


そしてこのブログを始めて、こうしておつき合い頂いている
皆さんに出合えたこと。


もちろん今も韓国語を学んでいる途中ですけども
(最近ちょっと怠け気味…)
習い始めた頃の初心を忘れないためにも
懐かしい記憶やらエピソードを
ここらで防備録的にメモしておくのもいいかなと思いました。

今回は学習の定番=NHKラジオ講座の事など書いてみます。
まだ勉強を始めて日が浅く苦労なさっている方、
僭越ですが多少なりとも参考になれば幸いです。


私が最初に受講したのは
『NHKラジオハングル講座』6ヵ月分
2001年10月〜2002年3月 金裕鴻
2001年4月〜9月 油谷幸利
の両先生の講座です。
後者は韓国語を習っていた友人の勧めもあって
テキストとCDを貸してもらいました。

金裕鴻先生の講座はとにかくスピードが速くてとまどいました。
ゲストの方の話す言葉がなかなか聴き取れなくて。
先生の達者で凛とした日本語もけっこう早口でしたね。
でも短い例文ばかりなのでめげずに繰り返し復唱して慣れてくると
その言葉のテンポと歯切れのよい進行が快くなりました。

油谷先生は対照的にゆっくりした進行ですので分かり易かった。
定評ある小学館の『朝鮮語辞典』の編者のお一人でもあります。
後に通うことになったハングル教室の先生は油谷先生の教え子で
教科書も内容的には同じで、すごくスムーズに入って行けました。

タイプの違うおふたりの講座を聴いて結果的に正解だったと思います。
ネイティヴの金裕鴻先生から発音やリズム、韓国語の発想を主に学び
油谷先生の講座は文法の解説が分かり易かったように思います。


ラジオ講座のメリットは

1.長年の放送実績があるため、教え方のノウハウが確立されている。

2.毎日決まった時間にラジオを聴くことで学習を癖づけし易く、
またテキスト代等受講料を考えても安価である。

3.6ヵ月・100のステップでひと区切りとしているので
半年ごとに違った先生から初歩を繰り返し学べる。

4.集中的に学びたければCDやテキストのバックナンバーを購入できる。

などでしょうか。

今は小倉紀蔵氏の“キゾ−式ハングルのセオリー”が放送中ですね。
数年前のテレビ講座でもお馴染みだったハングルパズルを使って
優しくハングル(韓国語)を解説されているようです。
ネイティヴのお二人のちょっとした韓国語の会話も
アドリヴのように交えて楽しい雰囲気で進行してますね。

オープニング、이홍복イ・ホンボクさんの
“출발”(出発!)の雄叫び(笑)で気合いが入り、
番組の最後、이 미현イ・ミヒョンさんの
その日の内容を押さえた韓国語のひと言が、
なかなか気が利いていて楽しいんです。
今日は何を言ってくれるのかな、とそれを聴くために
私は毎朝ラジオに耳を澄ましております。(笑)

動詞の活用とか、いっぺんには覚えられないから
今はとりあえず、こうゆうものがあると理解だけしてください、
なんてキゾー先生が優しく言ってくださるのも心が軽くなりますよ。
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by sungsa | 2006-06-16 06:33
9歳の人生
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ポスターのキャッチコピー
“이 나이에도 지키고 싶은 여자가 있다!”

“この歳にして 守りたい 女性(ひと)が いる!”
という感じでしょうか。
“에도”の訳し方が難しいですね。
直訳だと“この歳にも 云々…”。


映画の原題は“9歳の人生”。

このタイトルがすべてを表していると思います。
邦題は“僕が9歳だったころ”ですけど、
そうゆう懐古調で甘酸っぱい空気よりも
ビタースウィート、とでもゆうんでしょうか、
見終わった後に、ほろ苦い甘さが残る映画でした。
わずか9歳にして登る大人への階段。

原作は同名の“아홉살 인생あほぷ さる いんせん(9歳の人生)”
1961年生まれの作家、위기철ウィ・ギチョルの作。
1991年に刊行された大ロングセラー小説と聞きます。
監督の윤인호ユン・イノは1963年生まれ。
元来はソウルにあった貧民街が舞台のようですが
映画では監督自身の故郷=慶尚道での子供時代を
原作に重ねあわせて、見事な効果を上げています。

その慶尚道の方言に味わいがありました。
가이서=가세요.
하지마이서.=하지마세요.
았다(わかった)の標準語とのアクセントの違いとか。
“알”の部分を強く発音してましたね。
面白い慶尚言葉がたくさん出てきましたが、
メモをとれなかったので、これくらいしか
今は覚えてませんけど。
その中で우림ウリムのきれいなソウル言葉は
やはり、あか抜けた印象がありましたね。

関西の田舎町に東京から“ハイカラな”転校生がやって来た、
みたいな感じでしょうか。

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私はあんまり頻繁に映画を観る方ではないんですけど
子供を描いた映画だと、うん…『リトル・ダンサー』とか
『点子ちゃんとアントン』なんかいいな、と思うんですけど…
僕ら70年代世代だと、『小さな恋のメロディ』を連想したり…
でも、この映画の主人公である여민ヨミンなんて、
それらの映画の子供よりも随分大人びて見えるんです。

どうしてだろう…あ、この映画の子供達が
大人に甘える場面が殆どないからです。
先生はやたら暴力的だし
大人達はそれぞれに問題を抱えてたりで
そのことが子供たちにも敏感に伝わってくる。
だから大人に頼らずに
自分のことは自分たちでなんとかしようと、
一生懸命になっている。

頭でっかちで、ませた感じとか
大人への憧れから無理に背伸びをした感じではなく
意識してか知らずか
彼らなりにそれぞれのちいさな胸で
“人生”の困難さを受け止めて
懸命に生きているように思えるんです。

여민ヨミンは人の痛みがわかり
さりげなく思いやりのある行動がとれる子供。
それは分別のついた表情にもよく表れていて
まるで無邪気な笑顔を見せないのですが

転校生の우림ウリムはわがままなお嬢様の
振る舞いで皆を困らせますが
여민ヨミンや学校の仲間達と触れあう内に
自分を客観視出来るスマートさを
次第に身につけていきます。

ふたりが恋を育んでいく“駆け引き”の様子なんて、
もう大人顔負けみたいな(笑)、ですけど
それが自然に、微笑ましく描かれてるな、と思いました。


自分の子供の頃を振り返って見ても
子供には子供なりの社会がありました。
そこではいろんな子がいて
つかみ合いのけんかをしたり
泣いたり泣かせたりまた仲良くして笑ったり…
さらには周囲の大人たちと触れあう中で
考え、学び、成長して行く様子が、この映画の中で
淡々と、しかし情感たっぷりに描かれていたと思います。


70年代に子供だった彼らは
のちに民主化を成し遂げる韓国で
脚光を浴びることになる、
いわゆる“386世代”にあたるのでしょうか。
映画のパンフレットの解説にあるように
高圧的な教師の態度や、失恋に悲観する文学青年の閉塞感に
軍事政権時代の空気が表わされているのかもしれません。

でも、決してシリアスで重苦しい映画ではないんです。
なにしろ、生命力いっぱいの子供たちが主役なんですから。
全編を通してユーモアも随所に散りばめてありますし、
子供本来の無邪気さ・屈託のなさも画面に溢れています。

それとなんていうか、ユン監督は、親の視点で
子供を描いてはいないのでは、と思うのです。
我が身を振り返って見た、幼少の頃。
これは(子供好きの)独身の386世代の監督だからこそできた
子供の描き方なのかな、と。

70年代の当時はと言えば、実は私の子供時代でもありました。
つまりヨミンやウリム、そして作者のウィ・ギチョルや
監督のユン・イノとは同世代というわけです。
子供のころを思い出して懐かしく共感できるシーンも多かったけど
高度成長の申し子だった日本の私たちとは
えらく異なる社会状況だったんだ、と考えると
ヨミン達のその後に想いを巡らしてしまいます。

おそらくこの映画は韓国で、当時子供だった大人たちに
“甘くて苦い共感”をもって受け入れられたのではないでしょうか。



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by sungsa | 2006-03-19 18:23
ロンド(輪舞曲)
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めったなことではドラマになびかない私ですが
たまたま観た金スマでチェ・ジウさんから直々に
とぅらまろんどま〜にきでへじゅしごまーにさらんへじゅせよ。
とか言われるとついフラフラと
日曜の晩テレビの前に座っている自分がいました。



正にテレビシリーズとしては破格の超大作!
と呼べるだろうか?
噂によると1話につき1億円の制作費が投入されているという。
映像処理やカメラワークが凝っていて先鋭的。
ハードボイルドかつcoolな印象だ。
良質の劇画(コミック)を連想させるような撮り方も随所に見られた。
和(なご)めるのはユナ・ユニ姉妹と
犬のジャスティスが出て来る場面のみ。
後はたまらん緊張感の連続ですわ…。ひぃ〜。


竹野内豊の役どころが口ベタで
気持ちを内に秘める
(誤解を受けやすい?)タイプの
典型的な日本男性像として描かれ、
かたやチェ・ジウ演じるユナも
思ったことをはっきりと口にし、
活力に溢れていて妹想いな
韓国人女性の典型を意識した役どころに見える。
頑なに日本語を使おうとしなかったユナが
ショウ(琢巳)のぶっきらぼうな優しさに触れ
初雪が輪舞する中、初めて言った
言葉が『アリガト。』だった。


ただでさえ意見のぶつかり合いが
絶えないというドラマの制作現場。
それが今回は初の日韓共同作業によるドラマシリーズである。
今のところ懸念されたような?大きなトラブルもなく
プロデュ−サ−・植田博樹氏の言葉によれば
「とてもフランクな関係」を
保ちながら制作は進行しているようだ。


かつて、テリー伊藤とリュウ・ヒジュン、金文学による
快(怪?)著、対談本『お笑い日韓決別宣言』において
テリ−氏が提言していたように
国家間に横たわる様々な問題を超えて
共同で新しい何かを創造していくこと。
それを地でいく意欲作だと言えるだろう。
テリー曰く、
『…恋愛には議論なんてないでしょう?
〈中略〉それこそ夫婦と一緒で、
議論から入るんじゃなくて、
何か共通の目的に向かって一緒に行動したり、
お互いにできることをやったりする。…』


奇しくもリュウ・ヒジュン
脇役としてドラマに出演してますね。
去年出た、買いましたけど。
NHKテレビハングル講座以来、久しぶりに
動く彼の姿を観ました。頑張ってるね!



お互いに手探り状態の中、コミュニケーションを求め
新しい“何か”を築いていくその歩みが
このドラマの表裏両側で進行しているわけだ。
ドラマの展開をドキドキハラハラと楽しみながら
この日韓共同ドラマ制作の行く末も見守ってゆきたい。




おまけ  今週のユナとショウの台詞から

なに? 나 그쪽이 뭐라고 하는지 하나도 모르겠어요...

わかんねえだろ?
だから言えるんだよ。
何やってんだろうな、俺は。
何やってんだよ…

미안해요...
나...
당신이 하는말 들어줄수가 없어요...
하지만
당신 마음은 너무나 잘 들려요.
“たすけて”“たすけて”...

왜...
슬프면서 웃는 거에요?
왜...
자기 마음에까지 거짓말 하는데요?
그건...
너무 슬프잖아요.
너무 힘들잖아요.



最後の台詞2行の暖かさに泣けました。
韓国語勉強しててよかった。
この台詞をじわっと味わえたもんね。(しみじみ)




※お詫びと訂正

掲載後えらく時間が経ってしまいましたが、
上記の台詞に聴き取りミスが何箇所かありました。
ここにお詫びして訂正しておきます。
先日、こちらによく遊びに来てくださる韓国語学習の先輩、
サラやんさんを通じて“はんぐ〜る”さんという
韓国語に熟達されてらっしゃる方の
ブログを拝見しましたら、ああ何と恥ずかしい…。

1.아니 나 그쪽이 뭐라고 하는지 하나도 모르겠어요...
나니(なに)? 나 그쪽이 뭐라고 하는지 하나도 모르겠어요...

2.당신 마음은 너무 나 잘 들려요.
→당신 마음은 너무나 잘 들려요.

3.자기 마음을 까지 거짓말 하는데요?
→자기 마음에까지 거짓말 하는데요?

1.は 나니(なに=何)?  日本語の台詞だったんですね…。
2. 너무나という言葉を知らなかったのでした(恥)。
 ここに主語の“나”が入るなんて変だとは思いましたが…。
3.마음을 까지と聞こえたんですが文法上ヘンですよね。
  やはりここの助詞は“에”じゃないと…。


恥をかいて覚えるのは私の望むところ?ですが、
拙文を読んで頂いている皆さん、
韓国語を勉強なさっておられる方々には申し訳ありませんでした。
お詫びいたします。
今後はいっそう韓国語学習に励むつもりです。
また間違い等ありましたら遠慮なく御指摘下さい。
そして叱咤激励お願い致します。

성사 드림
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by sungsa | 2006-01-30 01:01
乱読?はんぐる本!!
今日まで内緒にしていたのだが
実はこのわたしも相当の乱読者である。
流石に某氏のように1日1冊ペース、とはいきませんけど。
長い々々通勤の合間の苦痛を癒してくれるのは
よい書物との邂逅である。(笑)
小説、エッセイ、漫画、雑誌、ハウツーもの…
およそジャンルや形態は問わない。
ページがあってめくれるものなら何でもよいのだ。


幼い頃、我が町には書店が一件もなかった。
(悲しいことに、今もない。※)
小学校脇にあった駄菓子屋の軒先に並べられた
一週間遅れの少年サンデーは
雨に打たれてぱりぱりになって
黄色く変色してたりするのであった。
そんな環境だったから私は
どうにも本に飢えた少年時代を送ったものだった。


今でもとにかく、“本屋さん”という空間が
好きで好きでたまらない。
本屋に籠る最長記録=ギネス挑戦ならば
喜んで受けて立とう、と思う。
(そんなもん、あるかい!)


そんな私の本好きの業は
たとえ日本を離れても変わらない。
昨夏ソウルを訪れた折り、念願かなって、
光化門前にある“教保文庫”へと
足を踏み入れることが出来た。
地下の広大なフロアは見渡す限りの書物で埋め尽くされていた。
そこはまさしく、
本の虫にとっては極楽、桃源郷、ワンダーランド
あっちの棚からこっちの棚へ
本の森を夢見ごこちで彷徨う私は一羽の蝶(^^!?)になっていた。


…結果、旅行かばんをはんぐる本ではち切れそうに膨らまし、
私はスキップしながら(ウソです)上機嫌で帰国の途に就いたのだった。
ろくすっぽ読めやしないというのに…。


今回は韓国の出版事情をかいま見つつ、
本フェチ?な私の“収穫”の一部をご紹介しよう…。



※北播磨地方全体では人口に比べ書店の数が多い、文教地区です(笑)
我が町出身の大手出版社S社の重役さんが講演に来て
そう太鼓判押してましたから…。


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まずは、あのベストセラー、
『話を聞かない男、地図が読めない女...』の韓国語版です。
表紙のイラストもウィットがあっていいです。
読む方は、というと…最初の2ページめで挫折中…
…また挑戦しますわ!




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写真童話です。『島と犬』です。
テレビの人気シリーズが本になった、と表紙にあります。
子供向けだからやさしい言葉で書かれているだろうと
パラパラ拾い読みしてますが知らない単語の多いこと!

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おしゃれです。タイトルは、
『わたしとティカだけが知ってる旅行地』。
“ティカ”っていい響きですね。“デジカメ”のことです。
日本でもそう呼ぶことにしません?

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韓国の『クロスビート』か?
洋楽アーティスト大フューチャーの音楽誌。
日本のBOWWOWがのってました。今韓国でキテるのかな。

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『PREMIERE韓国版』ですね。クォン・サンウです。
中味にSE7ENの“MUST LISTEN”の
キャンペーン広告も載ってました。
紙質とか、誌面づくりも欧米っぽいです。
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サービス。




趣味の専門誌は日本ほど種類が多くないようです。
音楽誌やサッカー誌なんかもそれぞれ
2種づつくらいしか見かけませんでした。
やっぱり、日本は雑誌天国。
何でもマニアックに細分化されてますからね…。
しかし、ファッション誌はけっこう種類もあり
どれも一様にすごくぶ厚いのが特徴です。
韓国版“anan”なんて見ため日本の倍くらいのボリューム。
300ページを超えてます。
これも仕事柄、買ってみたんですけど
持つと、むっちゃ重い。

韓国の教育熱の高さを反映してか、
参考書や教科書の類いは、すごく多かった印象です。
いわゆるハードカバーは全体に
本の装丁が知的でやや大人しい感じ。
本の題名のハングルも毛筆だったりと、
洗練された東洋美を感じさせるデザインのものが多い。
街のハングル看板の自己主張ぶりとは極めて対照的です。

やはり書を尊ぶ伝統があるからでしょうか…。
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by sungsa | 2005-06-22 08:30